2017.10.18 日々の活動日記 / 幼稚園留学
ミンナソラノシタ幼稚園留学NO2
大原野幼稚園・洛西花園幼稚園では福島の母子の歓迎会を開いて下さいました。震災当時のこと、福島での生活の事、メディアでは伝わっていない現地の様子、京都の私たちへのメッセージと福島の母も京都の母も沢山涙を流しました。「京都では思いっきり外遊びをさせたい」「スーパーで何も考えずに買い物したい」「深呼吸したい」「京都の皆と繋がりを持ちたい」「福島で苦しい想いをしているママ達の為にこれからも幼稚園留学を続けて欲しい」「沢山保養に行ったことがあるけれど、今まで保養に出る為に幼稚園を休ませることに後ろめたさを感じていたが、今回は気持ちよく来れた」「避難者のいじめ問題が大きく取り上げられてから自分が京都にきてばい菌扱いされたらどうしようと不安があったが、京都の方々が温かく迎えてくれて安心した」「復興復興という流れについていけず取り残されている気持ちになる」「当たり前の変わらない日々の大切さを感じた」除染の話、原発の話、話は尽きませんでした。ただ4人とも福島が大好きだった。大切な故郷。「放射能が目に見えたらいいのに・・・」毎日の生活のなかで我が子の健康を守りたくてただそれだけで、そんなママの気持ちを京都のママも感じたのではないでしょうか?「京都の皆さんも福井が近いので私たちの様に知識がなく逃げ惑うのではなく、万が一の時にどうするか考えてください。何も知識がなく線量の高い中を水くみに並んだこと、何も教えてもらえなかったこと自分に知識がなかったことが今も悔しい」そんな声も聴きました。今も尚故郷に戻れない人たちが沢山います。あの日から人生が変わった人たちが沢山います。日本に50基を超える原発があるのだから日本人皆が明日は我が身の時代に生きているのです。福島の子どもたちの小児甲状腺がんも増え続けています。放射線との因果関係ははっきりしていませんが、母が不安に思うのは当然のことの様に思います。
私たちに出来ることは小さいことかもしれませんが、この幼稚園留学が京都と福島を繋ぎ、友達になりオール京都で取り組めることが出来ればと切に願っています。ロシア政府は今も尚21日以上の保養を国費で対象児全員に行っています。(学年・クラス単位)今年も新たに保養の治療センターを建設されています。子どもたちは21日以上保養所で過ごすことで体内の放射線量が半減します。子どもたちは日本の宝です。日本の未来の発展の為にも子どもたちは守りたい。強くそう思いました。