2019.3.7 日々の活動日記
一澤信三郎帆布さんのHPで紹介してくださっています!
ミンナソラノシタ
東日本大震災後、「アートオークション 」など、私たちでできる取り組みに関わってきました。京都のママたちのボランティア「ミンナソラノシタ 」の活動も、かばん作りを通じて応援しています。
今年も福島から、お母さんと幼稚園児の子どもの親子が「留学」として京都に招かれました。
毎年行われているこの取り組みは、「ミンナソラノシタ」の活動の一環です。チェルノブイリ事故のあったベラルーシでは、年間20日間、子どもたちを放射能の少ない場所で保養させる取り組みがあります。これによって、子どもたちの体内に溜まっていた放射能の量がぐんと減るそうです。この取り組みに倣って「ミンナソラノシタの親子留学」も約20日。その間、子どもたちは京都の幼稚園に通います。
今回、期間中に開かれた福島のお母さんたちのお話会に参加してきました。
京都に滞在中は笑顔で過ごすお母さんたちですが、話が福島のことになると、表情が変わります。
「放射能の話をすると、家族にも友達にも神経質だと嫌がられるので、子どもの健康被害への不安を口に出せず、一人で悩んでしまう」
「京都で子どもたちが、土をさわりお芋堀りしている姿を見て、涙が出た。日頃は、花を摘むことも、水たまりに近づくこともさせられない」
「いつか子どもが結婚するときに、福島出身ということで差別されるのではないか」
「避難したら、福島や家族友人を捨てたようで、罪悪感があり、戻ってきた」
福島への想いや複雑な心境を話しながら、思わず涙するお母さんたち。
みんな一生懸命…。誰も悪くないのです。
あの震災から年月は流れました。私たちは、忘れていません。
ミンナソラノシタの活動支援のため、福島へ思いを馳せながら作ったかばん。
このかばんが、福島の子どもたちの未来につながるよう、願っています。
※このかばんの購入はこちらをご覧ください。
(佳)