2018.6.6 日々の活動日記

福島行きご報告④最終日(2018年5月23日~26日)

福島行き報告(こどもがまんなかフェスティバル)

最終日、今年で5回目の開催である「こどもがまんなかフェスティバル」にお邪魔してきました。

このイベントは郡山私立幼稚園連盟が主催であり、「地域で暮らすこどもたちを笑顔に。」ということで震災2年後より始まったイベントです。

市民体育館(?)の中で、ダンボール迷路やおもちゃ手作り体験、各幼稚園の作品展、食育相談等、様々なコーナーや企画が設けられ、大人も子供も楽しめるイベントです。

その一角に、株式会社キリン堂様よりご提供いただきましたチョコレートを配布していただくコーナーや、ミナソラを紹介してくださるコーナーもあり、郡山の幼稚園の先生方の温かさを感じました。

またそのイベントには、これまでに幼稚園留学に参加された親子も足を運んでくださり、限られた時間ではありましたが互いの近況報告ができうれしい時間でした。

あるママは、幼稚園留学をきっかけに、避難を本気で考えられました。そこでまず、現状を知ることだと思い、子供の体を自分の納得のいくまで徹底的に調べたそうです。現状やその結果を踏まえ福島で生きていくことを決め、それから放射能に対してのストレスが減った、とのことでした。

体への影響も心配ですが、心が疲れているママをたくさん見ます。このままの笑顔から、ストレスを減らす大切さを感じました。

「こどもがまんなかフェスティバルには、チラシに「ミナソラ」の印字があったため来ました。今でもミナソラの記事を見ると、懐かしさや感謝から泣きそうになってしまう。」とおっしゃっており、こちらまで懐かしさや嬉しさで泣きそうになってしまいました。

また、昨年に幼稚園留学を経験された親子さんは、「また京都に行きたく、子供達も京都のお友達に会いたがっているので、お金を貯めて11月に京都に行く計画をしています。京都のお友達(ママ友含め)や、お世話になった幼稚園にも挨拶に行きたいです。」とおっしゃっていました。

幼稚園留学中、慣れない生活で大変そうに見えていたので、私は自分の不甲斐なさに申し訳なさを感じていました。しかし今回このような報告が聞けて、そのママは何かを感じて心に刻んでいたのだと分かり、報われた気がしました。

活動を頑張る力をもらいました。

また昨年、私たちと一緒に福島県私立幼稚園連盟の総会で、幼稚園留学のPRをしてくださったママともお会いできました。ミナソラに共感してくださり、今年の福島訪問を知った時から、「自分にできることは何かないですか。」と連絡をくれました。郡山滞在中は、車を出してくれたり、茶話会やイベントに出席してくれ、大変心強かったです。互いに励まし合い、応援し合っている、素敵な関係だと感じました。

そして最後には、郡山市長に挨拶できる機会があり、報告書と今年度の幼稚園留学案内をお渡しできました。ご多忙にも関わらず、このような小さなグループの話を真摯な姿勢で聞いてくださいました。

福島の子どもたちの未来に繋がりますように、、、

今年で5年目のこどもがまんなかフェスティバル。1年目には企画されていなかった(と思う)「体操」タイム。ベビーコーナーでも、体育館ステージでもリズムに合わせて、こどもたちは楽しそうに体を動かしていました。体操教室COSMOのお兄さんスタッフもたくさんおられ、来場した子どもたちと汗を流して遊んでくだだていました。

私立幼稚園連盟会長の平栗先生が以前よりおっしゃっている「日本一」の目標に向かって進まれていると感じました。

「子どもたちの笑顔は未来の力!」(イベント開会式での平栗先生の言葉。)

まさに笑顔いっぱいのイベントでした。  (メンバー上田)